【厳選5件】29件に選りすぐった中からさらに絞った今年のハイライト

2016年が間もなくおわりますね。
「今年の振り返りは今年のうちに」ということで、1年のハイライトをまとめます。

書きたいネタを数えたら29件あったのですが、
それだと多いので5件にしぼって書きます。

まず、リリムジカメンバーの日々の仕事と成長に助けられて
自分自身が動けていることに、感謝します。

1.あおいけあ加藤忠相さんの話をがっつり聴く(2月10日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-425.html
実はこれまで「お年寄りに元気になってもらいたい」と本気で思って動いている人は、
そこまで多くないのではないか、と思い込んでいました。
けれど、加藤さんは自立支援に真っ向から取り組んでいた。
講演を聴いて共感する人の数、温度も感じました。
「子どもたちの未来を考えると、私たちは今のままで良いのか」
問いかける加藤さんの姿勢にも強く共感。
未来の社会のために、リリムジカも「楽しいの先にあるもの」を
追求しようと決意しました。

2.川北秀人さんの社会起業家特別講座(3月9日&10日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-433.html
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-434.html
決意をしたとはいえ、どのように進めたらよいかわからない。
動き始めてすぐに途方にくれました。
社会は複雑に絡まり合い、全容は見えない。
自分(たち)ばかりが頑張っているように感じました。

そんなときにあったこの講座。
同じように奮闘し、もがき、あがく仲間たちがいました。
同時に、行き詰って初めて「先人に学ぶ」大切さが身に沁みました。
「おかしいおかしい」と叫ぶだけでは何も進まない。
まず、社会がどこまで進んでいるのかを認識すること。
足りないことだけでなく足りていることは何かを知ること。
そう考えると、うまくいっていないことよりも
奮闘している人々の姿が視野に入るようになって、すごく気持ちが楽になりました。

3.研究者伊東美緒先生との出会い
「研究者」を知ることができたのが2016年の大きな学びのひとつです。
東京都健康長寿医療センターの伊東美緒先生とは全国老人福祉施設協議会の天野尊明さんを経由して出会いました。
お会いする前に著書を読んだらとてもすばらしかった。

伊東先生はリリムジカのことを気に入ってくださり、
老施協の調査研究助成事業を一緒に行うことに。

正直、今まで研究者に距離を置いていました。
「現実をどうするかなんて考えていないのではないか」
けれど、伊東先生と出会ってそれが全くの偏見だと気がつきました。

家族をもちながら全国をとびまわって働く姿にも、大いに刺激を受けました。


4.社会起業家特別セッションで井上英之さん(いのさん)の話を聞く(11月13日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-453.html
どんどん事業を動かしていきたい思いとは裏腹に、
夏から秋にかけては停滞していました。
プログラム実施現場の数にファシリテーターの体制が追いつかず、
新しく一緒に取り組む介護事業所が思ったように増えませんでした。

そんなときにETIC.から社会企業の経営層向けの研修に誘っていただきました。
ピアメンタリング、共創の機会をコンスタンスに差し込んでくるETIC.は本当にすばらしい。
いのさんが述べた以下のフレームワークは、とてもパワフルに私の中で動いています。
・じぶん、よのなか、しごと
・あたま、からだ、こころが刹那刹那でどうなっているか
・今の組織(自分)から考えるか、ニーズから考えるか

5.在宅医療カレッジ特別企画聴講(12月2日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-date-201612.html
豪華登壇者の話を生で聴くことができました。
その場で手書きのメモをとり、地元駅の松屋で深夜2時にアップした書き起こしは、
439件のいいね!がつき、21件シェアされました。お会いしたことがない方からの
フェイスブック申請もたくさんいただきました。
内容に関して印象に残った点は2つ。
・老人福祉法は「高齢者をどう処遇するか」の法律ではない。高齢期の生き方を記した法律である。
・長期的には施設&病院から地域に生活と療養の場が移行する(話を聴いての管の予想)。
リリムジカでも去年くらいまでは「予防はあえてやらない」「施設に限る」というスタンスでいました。
けれど、この話を聴いて、現状プラスアルファではなく、
未来の社会をつくる仕事がしたい、と切に思いました。
2017年から、リリムジカは、地域に貢献するミュージックファシリテーターのコミュニティに進化します。

【どうしても足したいハイライト2つ】
5つじゃなくて7つじゃん!というツッコミ必至ですが、どうしても足したいので足します。

6.特別養護老人ホーム様での要介護度推移調査(10月20日)
「もし、参加群と非参加群で変化がなかったらどうしよう、、」
そう思って今まで調査に二の足を踏んでいました。
が、結果が出てなかったら出るように改善するまで。
そう覚悟して埼玉県の特別養護老人ホーム様で調査をしました。
3年間にわたる要介護度のデータがあり、
リリムジカ参加者と非参加者で要介護度の改善について
有意な差が出ました(参加者の方が改善率が高い)。
「ただ楽しいだけの仕事ではなかった」ことがわかり、涙しました。

7.東洋大学山本美香先生との出会い(11月15日)
データは出たものの、それをどう解釈するか、
活かしていくべきかは実はよくわかりませんでした。
そんなとき、西武信用金庫の担当者様(池田真一さん、小淵康博さん)の尽力により、
福祉や住宅政策が専門の山本先生と出会うことができました。
話の中で浮かんだキーワードが「研究グループ」。
研究グループ、、、これだ!
私の中でこの言葉が燦然と輝きました。
柏リハビリテーション学院の田村孝司先生が
「統計面で助けられる」とコメントくださったこともあり、
研究グループの組成に向けて準備を始めました。

2017年、私は以下の方向性に向かって全力で走ります。
・高齢者がより長く元気で幸せに暮らせるようにする
・社会の負債を減らして未来の子どもが豊かな環境で暮らせるようにする

2017年1月で、31歳になります。
大変なことも多い人生でしたが、2016年は今までで一番幸せな年でした。
一緒に暮らしている家族にただただ感謝です。

皆様2017年も、リリムジカと私をよろしくお願いいたします。
(何とかギリギリ2016年中に書き終えられてよかった!)
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関係組織が連携し、減災を図る(防災訓練の取り組みから)

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実家近くの公園で防災のイベントをやっていた。
起震車(右の白っぽい車)とか人工呼吸の体験とか。

消防署、消防団、町内会・・・。いろんなジャンパーの人がいた。

消防署が主催なのだろうか。

受付の人にきいたら町内会の主催だった。
町内会が消防署や消防団、区に協力を得て年に1回行っている。

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そういえば消防団ってなんだっけ?消防署と違う??

消防団は、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員です。(消防庁のサイト)

なるほど。
なるほど。消防団は地域の人が集まっているのか。
全くの無償ではなく、報酬はいくらか出る。

日本に消防士は16万人いるのに対して、消防団員は86万人。(前掲サイト)

イベントに居た人の話だと、消防団員は地域の商店の人が多い。
普段からその地域にいるから。
違う地域に出勤するサラリーマンは少ない。

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無料の炊き出しもやっていた。これで人を呼ぶのだろうか。

「これも、いざというときの訓練なんですよ。普段は大人数の料理しないでしょ?」

なるほど!年に1回でもつくっているといざというときに勝手がわかる。
もちろん炊き出しを目当てに来る人もいるだろうが。

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告知は掲示板と回覧板で行っているとのこと。

運営の女性は「もう少し地域の人に関心もってきてもらえるといいんだけど。
災害は絶対にくるから。」と話していた。

たしかに関係組織以外の一般の人は少なく見えた。
主催、共催以外の方だと民生委員の方がいた。

その民生委員さんとは実家近くに住むおじいさんの話ができた。
その方が担当だった。
知っていることを少し話したら「話せてよかった!」と喜んでもらえた。


今まで意識していなかったが、こういった取り組みが
地域あることがとてもありがたいと思った。
減災のために、複数の組織が連携して活動している。

リリムジカでも、より大きな目的のために
「連携」を意識したらどのような動きができるだろうか。

面接に来てくださった方にお話する留意事項

○○さん、本日は面接においでくださりありがとうございます。
時間は1時間~2時間程度です。
今日は○○さんのことをいろいろお聞きしたいと思います。

面接をはじめる前に、4点ご留意いただきたいことがあります。
おそれいりますが、お聞きいただけますか。

1点目。会社の電話は私の携帯に転送されます。
面接の途中でも、かかってきたら電話に出ます。
おそれいりますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

2点目。面接というと、「自分の良いところを見せないといけない」
「どれだけがんばってきたかを話さないといけない」と思っている方が一定数います。
お気持ちとてもよくわかります。

ただ今日の面接では、そのままの○○さんで居ていただけますか。
わからない質問があったら無理にこたえようとせず
「考えたことがなかったです」とか「少し時間をもらえますか」などと
おっしゃっていただけたらと思います。

素の○○さんで居ていただきたいのです。

どうして素の○○さんで居てほしいか。
それは、リリムジカの仕事のときに素の○○さんで居てほしいからです。

私は、そこにいる誰もが素になれる場をつくっていきたいです。
人は、素でいる人を見て安心し、素になります。
だから○○さんには、関わる人それぞれの思いを感じながら、
○○さん自身が望むありのままの○○さんで居てほしいのです。

「仕事だから○○しなきゃいけない」
「お金をもらって働く以上○○すべきだ」
という、自分の外にある常識にしばられるのではなく。

それから、もしかしたら質問に対して
「答えたくない」と感じることもあるかもしれません。
○○さんが「開けたくない」と思う記憶のふたを、
私が開けようとするかもしれないからです。

そのとき○○さんが「話したい」と感じたら、ぜひ話したいことを話していただきたいです。
一方で「今は話したくない」と感じたら、その思いを遠慮なくおっしゃってください。
○○さんの気持ちを受けとめます。

3点目。浮かんだ質問、感じた疑問はどんなことでも、都度お話ください。
もしかしたら「面接でこんなことを聞いて良いのかしら」と思うかもしれません。
しかし私としては、どんなことでも聞いてほしいのです。
○○さんが仕事や会社、私自身に対して関心を持ってくださることそのものが嬉しいからです。
避けたいのは「実はあのとき疑問に思ったけど言えなかった」という状態です。
私としても、質問しやすい雰囲気づくりにつとめます。
面接という場ではありますが、私は「会話」がしたいです。

4点目。これは私自身の特性に関するものです。
私はおそらく一般的な人よりも「感じたことをそのまま口に出してしまう」傾向が強いです。
失礼が無いように心がけていますが、ちょくちょく不要な発言をしてしまいます。
過去にも面接で大変失礼なことを話したことがありました。
その瞬間自分では気づかず、後日指摘されて初めて気がつきました。

なるべく避けようとは思っていますが、もしかしたら今日も○○さんに
何か失礼なことを話してしまうかもしれません。
もし「いやだ」と感じる発言があったら、「今のは失礼です」とか
「このような言い方は嬉しくありません」とかお話いただけますか?
私の特性にわざわざご対応いただくこと、
恐縮ではありますがどうかよろしくお願いいたします。

前置きが長くなって恐れいります。それでは、よろしくお願いいたします。

――

リリムジカでは2016年12月現在、私含めて21名の仲間が働いています。
ほとんどのメンバーとは3か月に1度しか顔をあわせません。
この条件で、どうやって安心して働ける環境をつくるか。
手段のひとつが、面接のタイミングで「聴き切る」ことです。

何かで読んだか、自分の実感なのかは定かではないのですが、
相手を信頼するかしないかは、
相手が何を話したかではなく、相手に何を話したかで決まります。

自分の価値基準やルーツにかかわること。
普段は話さないようなことを話し、受けとめてもらえる。
「この人には深いことも安心して話せる」
このことが相手に対する信頼につながると、私は考えます。

この状態をめざすために面接の段階で「聴き切る」ことを心がけています。

私にとって面接は、相手とはたらくかを決める場であると同時に、
相手に私を信頼してもらえるかが決まるチャレンジの場でもあります。

今までの面接で、気持ちや感情を話してくれたメンバーのみんなに感謝です。
明日も面接があります。楽しく会話ができたらいいなと思います。

医療はこのままで良いのか(在宅医療カレッジ特別企画 登壇者発言メモ)

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本日は在宅医療カレッジ特別企画に参加してきました。
年内の予定では、このイベントが最後です。
内容、とても重厚でした。忘れないうちに登壇者の皆様の発言メモをまとめます。
なお、私のノートからの書き起こしです。すべての発言を網羅はしていません。
また登壇者様の意図を正確には反映していない旨、予めご理解いただけると幸いです。
登壇者の皆様の肩書は、上のリンク先のページにてご確認ください。

●佐々木氏
医療はこのままで良いのか。
品質の面でも、財源の面でも。
誰も明確なこたえをもっていないのではないか。
今日の場をその手がかりにしたい。
まずは西村先生、オーバービューをお願いします。

●西村氏
オーバービューということで5つの観点を話したい。
1.ケアの継続性。生涯の継続性。24時間切れ目なくという意味の継続性。
以前は在宅復帰すべきだと考えていた。
今は在宅ときどき施設というあり方も考えられるのでは、と思うようになった
2.ターミナルケアについて
以前は人生観・宗教観と絡めないとターミナルケアを語ってはならないと思っていた。
今は人生観・宗教観は考えるべき視点のひとつだととらえている。
3.多世代共生の観点
4.入れ物とは違う「住まい方」について
私は「夢のマイホーム」世代。
がんばって人に侵入されないプライバシーを守る建築を求めた。
今、果たしてそのあり方が理想的かどうか。
5.地域とは何か。
都市間という意味でも、お隣同士という意味でも。

【第1部 医療と介護】
はじめに秋山氏、宇都宮氏、加藤氏がプレゼン。
その後ディスカッションが行われました。

●秋山氏
キーワードは「つながる、支える、つくりだす」
ずっと個別ケアに終始してきた
しかし、予防にシフトせねばと考え始めている
自分の力を取り戻す支援の在り方とは?

たとえば「当事者が壇上にあがるシンポジウム」を行った
サービスを受けてどうなったかを本人が語る

「つくりだす」ためには情報発信が必要。
それが地域を耕すことにつながる。

多職種による具体的な連携が必要
そのためにはフラットな関係でのディスカッションがいる

これまでとは違う高齢者像の人が高齢者になる。
その人たちの力をどうやって活かしていくか。

●宇都宮氏
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京都からきました。退院支援を行っています。
訪問看護をして「患者さんやないなぁ、生活者なんやなぁ」と感じた。
2000年ケアマネができて「これで退院して暮らせる日本になれる」と思った。
しかし現状はまだまだ。
退院支援は人生の再構築。

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以前は移行支援コーディネートをすればなんとかなると思っていた。
しかし、意思決定支援が必要だと気づいた。
当事者自身が、自分の体に起きていることを知り、つらいけど、苦しいけど、
「それでも自分はどう生きたい?」を考えてもらう。
「ほんまに入院がええんか?」
病院の中には「ベッド空いているし入れたらええやんか」と考えるところもないわけではない
でも、その入院で自宅に戻れなくなる可能性もある。

●加藤氏
認知症は原因のある病気
困っていることがわかりにくいことが問題のひとつ
病気に起因する行動を「認知症」だと思っていませんか?
原因→症状→行動という構造
原因は医師や製薬会社が対応する。
今までの介護は行動に対応してきた。
結果、支配や管理。

アセスメントをとってもそれを見やしないで折り紙折ってた。
「困っていない」という状況をいかにつくれるか
僕(加藤)がお茶を入れたら業務になる。
おばあちゃんが入れたら自立支援。

ヘモグロビンの値が4の方がいた(数値上貧血)
医師は「医師として入院すべきだ」と言った
あおいけあは「入院すべきか」と問うた
このケースでは、入院せず、ヘモグロビンの値は後日戻った

介護職であっても医療職に対等に物が言えるようにする

「お年寄りに楽しんでもらう」
のではなく
「お年寄りが(地域に)楽しんでもらう」

●宇都宮氏
入院したら病院に任せてしまっている。
「どうなっているの」と病院にいえることが大事
帰ってくるのを待っているのではアカンよね

家族でずっと介護していたケースでは、入院しても「奪還する」という意識がある
救急搬送されたケースではそのままになりやすいのでは。

●森田氏
夕張では171床あった病床が19床になった。
19床は満床になったか。
実は5~6床しか入らなかった
入院できないからではなく、入院したい人がいなかった

産業革命以降、業務は細分化された
全体を見られる人がいなくなった
私たちも一緒。
「ここから先は医療」
「心臓は俺の領域」
どうやったら分業のあたまを変えられるか

●加藤氏
あおいけあでは最近「やりたいことをやりきって亡くなる」パターンが増えている

施設の中のことは「労働」
全体のことは「仕事」
領域をはみ出している人が先駆者になっているのではないか

●秋山氏

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亡くなった方のケースについて、関係者がリレー形式で事例研究をしている
それぞれの想いを知ることができる
地域をつくることにつながる

●浅川氏
病院は災害時の避難所みたいなもの
そこに引きずり込まれないようにすべき
さんざん「訪看に連絡して」と言っても夜中のひきつけで救急車を呼んでしまうことがある

「病院にいったらもう関われない」という
制度で行けなくても人情で行けばよいではないか

●西村氏
だいたい入院させたいのは奥さん
できない男のケアをどうするか
あと、妻は夫が亡くなってから15年くらい生きる
その間のケアをどうするか

●佐々木氏
入院させない方が良いのではと誰もが思うシチュエーションでも入院してしまうことがある
結果人生がくるう。このようなケースの入院をいかに防ぐかが重要ではないか。

【第2部 施設か在宅か】
はじめに小川氏、下河原氏、浅川氏からプレゼン。
その後ディスカッションでした。

●小川氏
元住宅メーカー
一貫して住宅供給の立場だった
特養は今のままならいらない?
続けるとしたらどうすべきか、という立場で考える

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2015年のモデル
特養はユニットになり、サ付と小規模多機能が活躍

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特養が残るとしたら地域の拠点になるべき
下河原さんや加藤さんがいっぱいでてきたら特養のミッションはなくなるかも?

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特養は稼動96%でも赤字
加算をとってやっと黒字
看取り(加算がある)までいかに持ち込むか
看取りにもっていって総コストを下げる(厚労省の)もくろみもある
また、たまったお金は利益ではなく繰越金にすべきという話がある
地域に貢献するために使うことが求められる

●下河原氏
建築の力を信じている
住みたいと思える施設が少なかった
認知症になると、感情をつかさどる偏桃体が敏感になる

先ほどまでの高齢者の話
すごくまじめで大変だなぁと思った
楽しさもあると良いと思う
心が動けば身体も動く

銀木犀では管理は一切やめた
なんでもありという状況
入居者が人から感謝されるようにする

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サ高住の看取り率が平均18%なのに対して銀木犀の看取り率は76%。

●浅川氏

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高島平に分散型のサービス付高齢者向け住宅がある

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高齢化率51%の地域
空き家もある。
その空き家をサ付きの部屋にした
スタッフは空き店舗になりがちな商店街の中にいる

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分散型サ付はまだ高島平にしかない
ほかでもやれば、住民は遠くの老人ホームに行かなくて済む

サ高住に介護、看護、診療の3つがあれば
施設や病院はいらないのではないか

●佐々木氏
施設という言葉の使い方をまず考える必要がある
サ付も特養も「施設」という表現ができる
一方特養の利用者が特養を「自分の住まい」と認識しているケースもあった
施設が在宅に近づいている
たしかに高齢になってからの引っ越しは一般的にダメージが大きい
しかし管理ではなくサポートがあれば「在宅」になれる

自宅でその人らしい暮らしを継続できそうなケースは多い
しかし、重くなると多くの人(家族?)は入居を選ぶ
悠翔会でも年間400人程度、入居に伴ってサービス提供がおわる

●加藤氏
認知症重度でも独居の方は在宅生活を続けている
一方家族がいると、家族のストレスで入居になる
「施設入れます」「病院入れます」
自宅に近い環境への住み替えは良いと思う
同時に家族も含めて支える仕組みが必要
「もう無理」になってから助けるのか
日ごろから関係をつくっておくか
責任や覚悟をどこまで持てるかということ

●宇都宮氏
「入口問題」と呼ぶ問題がある
そもそも診断までいかない
サービスにつながらず、へろへろになってから突然施設

●下河原氏
何度も同じ話を聞く家族のいらいらは察しうる
自宅でのBPSD悪化を防ぐにはどうしたらよいか

●佐々木氏
フェイスブックで認知症のことを投稿したら
「仕事としてはできるけど家族としては難しい」
という介護のプロの方がいた
それだけむずかしいのでは

●浅川氏
基本、家族の人はみられない
良いときを見ているからギャップに耐えられない
メディアは美談仕立てが多すぎる
初期のころに家族が(施設入居を)決めてしまう
入ったらなかなか出られない
サジェスチョンは家族がしても良いが決めるのは本人であるべき

●佐々木氏
特養の配置医をやって「特養でもすごしやすい雰囲気のところがある」と思った
カテゴリではなく気持ち次第で管理の「施設」ではなく「自宅」になるのでは。

【第3部 地域とは何か】
はじめに森田氏、田中氏、浅川氏がプレゼン。
その後ディスカッションでした。

●森田氏
夕張。札幌から60キロ。
東京駅からの距離で考えると神奈川県の三浦市あたり。
かつては人口12万人。今は1万人もいない。
若い人はいなくなった。年金があって食べていける高齢者が残った。
高齢化率は48%。
2009年に財政破綻し、病床数は171から19になった。

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75歳以上の人口は増えているにも関わらず救急車の出動回数は減った

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市内特養での看取り率は100%になった。

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高齢者一人あたりの医療費は北海道平均が増えているにも関わらず夕張では減った

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大事なのは住民の意識ではないか

●田中氏

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地域包括ケアの目的は、リロケーションダメージを発生させず
地域で暮らし続けられるようにすること

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桑名市で行ったことの柱は3つ

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施設機能の地域展開

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身近な地域での多様な資源の見える化・創出

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他職種協働によるケアマネジメントの充実

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結果桑名市では要介護認定率が減った

●浅川氏

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樹木希林の広告「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」
日本は8割病院で亡くなる。ヨーロッパは5割、オランダは3割。

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デンマークの3原則
1自己決定の尊重→本人第一
2残存能力の活用→自助努力
3生活の継続性→そのままの暮らし

日本の介護保険は2しかやっていないのではないか。
もともと老人福祉法には、第3条に「老人は仕事しなさい」と書いてある

第三条  老人は、老齢に伴つて生ずる心身の変化を自覚して、常に心身の健康を保持し、又は、その知識と経験を活用して、社会的活動に参加するように努めるものとする。
2  老人は、その希望と能力とに応じ、適当な仕事に従事する機会その他社会的活動に参加する機会を与えられるものとする。


介護保険は「どうサービスを届けるべきか」という仕組みの法律
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●佐々木氏
自立支援のむずかしさがある
果たして要介護度がよくなれば良いのか
「自立支援」の公式が通用しないときにどうするのか

●加藤氏
自立支援の先が重要なのではないか
なんのためなのか
良くなったのに在宅続けられなかったら意味がない
特養がどう、サ高住がどうということではなく、それを使って行うことが重要
とはいえ「必要だから特養をつくる」という考えで子どもや孫に顔向けできるか

●田中氏
補足として、自立支援には二つの意味があると考えている
軽度の方には要介護度の改善、重度の方には可能な限り幸せに生きること

●西村氏
浅川さんはサンダース、自立支援の考えはトランプに近い。
自立は大事だが、簡単ではない。自分の実感としても。
自分のこととしても大往生を考えていきたい
あと、祭りをぜひやってほしい

●浅川氏
祭りに賛成。祭りは社会参加である。
今の介護保険は自立支援一辺倒。
悪くなったら本人の責任。ちゃんと食べて元気になろう。
90歳の人がボタンをとめられて、横断歩道を間に合うように渡れて。
そのことにどれだけの意味があるのか。
今の厚労省が自立支援で狙っているのは財源確保ではないか。
財源がない中で良いサービスをするには介護保険の卒業を言うしかない。

●佐々木氏
自立支援が目的化していないか。
筋トレしても行くところがないようでは(意味がない)。
生きるために生きているわけではない。

●森田氏
医療はニーズによってではなく、シーズによって提供される
不要な医療やケアを提供していないか

●佐々木氏
SNSで自己負担が増える話題が出ると
ワッと批判が起こる
しかし、現実をふまえて皆で考えるべきでは

【質疑応答】

●藤沢のPTさん
「何のために」が欠落していることに共感。
一番目的を失っているのが現場ではないか。
制度の中で、お上のことばかり見て、高齢者の声をきいていない。

●浅川氏
施設、病院に連れていくのは往々にして家族。
元気なときから20年たったらどうしたい?ときいておくべきでは

●訪問看護関係者の方
今日は「利用者にどう提供していくか」が中心だった
けれど家族のことも議論すべきではないか
家族ケアはどうあるべきか

●佐々木氏
家族にケアをがんばれというのが家族ケアなのか
家族をケアから離すのが家族ケアなのか
支援が必要な家族ほど支援を求めない現状がある

●下河原氏
サ高住を活用してほしい。賃貸だから嫌だったら出られる。
美味しいところだけを使って。
看取りの時だけ利用してもよいし、
看取りの時だけ帰っても良い。
それから(現在下河原氏が取り組んでいる)VRもありだと思う。
「何回万年筆をなくすの!」
家族として強くは言っていないつもりでも強くきこえてしまっていることがある。

【町学長の総括】

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家族を置き去りにしてほしくない
私たちは介護をする側にもされる側にもなる
必ずどちらかの立場になる
1990年~1999年。片麻痺、末期がんの母を在宅で看取った。
20年前に自分ができたことがなぜ今もできないのか。
これだけの専門職がいて機能しないのはなぜ?
キーワードは秋山さんが指摘した「つながり」に尽きるのでは。
会場にいる600人は情報を得た。しかし外にいる人は情報にアクセスできていない。
つなげる人が必要。
一般の人は「病院から在宅にどうしたら戻れるか」わかっていない。

それから、場所ではなく人。
今日話を聞いて「さんざんいろんな施設をつくって分散型サ付かよ」という思い。
先ほどの高島平。分散型サ高住。
住んでいる人は果たしてサ付きに入ったという意識があるのだろうか
同じ団地内のきれいな部屋に引っ越しただけとおもっているのでは

病院神話は終わったのではないか。
本音がはける環境づくりをぜひ行ってもらいたい。
助けてほしい。
本音を吐いても行くところがなかったら困るから。
(ここでの本音とは「在宅で暮らし続けること」だと思われる)

不必要な治療から必要なケアへ。
できないことではなくできることを数える。
大介護時代を地域再構築のチャンスととらえてはどうか。

地域をつくるのが介護の仕事。
未来の子どもが「うまれてよかった」
「この地域でよかった」と思えるように。
そうすることが私たちの責任ではないか。

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プロフィール

管 偉辰

2008年から介護×音楽の会社を11年間経営。2019年夏から転身予定。

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